展示期間限定! オリジナルカクテル作ってもらいました。
この期間しか飲めないカクテル
からーず。の店員のひろこちゃんが、今回の展示に合わせてオリジナルカクテルを作ってくれました。
それがこの2種類のカクテル。
右の白っぽいのがfloat(フロート)、左の青いのがdive(ダイブ)。
なんでこの名前なのかは展示を見て、さらに小説を買って読んでもらうとよくわかります(宣伝)。
どちらもこの期間中しか飲めないので、試してみたい方はこの期間にぜひ。
で、飲み心地はどうなの?
それぞれ飲ましてもらったので、その感想も。
まずはこちら。
dive(ダイブ)のほうです。
これはね、飲みやすいけどさり気なくガツンとくる印象。
爽やかなのに気がついたら濃い関係になっているような、できるホストみたいなカクテルです。
もうひとつはfloat(フロート)。
(こっちは単独の写真を撮り忘れました。勘弁してください)
白いイメージ通り、まろやかなんだけど、きっちり酔わせてくれると言ったらいいのかな。
ダイブとは真逆で、優しく対応してくれるけど、しっかり虜にしてくれるような、できるホステスのようなカクテルです。
で、気になるお値段は?
ま、オリジナルということもあり、お値段はちょっと高め。
とはいえ、ドンペリみたいな「噓でしょ?」という価格にはなっていません。
- float(フロート) 1000円
- dive(ダイブ) 1000円
です。
一応、秘伝のレシピは他の店員さんにも伝わってるらしいので、いつでも飲めるのですが、やはりここは開発者のひろこちゃんDayに飲みたいところ。
期間中、ひろこちゃんは8日(水)、10日(金)、11日(土)に入っている予定です。
この3日間は狙い目ですよ。
ちなみに、注意事項として。
- 度数が強めなのでご注意
- 炭酸は入っていません
とのこと。
この期間にしか飲めないカクテルをぜひご堪能ください。
さらに小説を読むとカクテルの印象もガラリと変わります。
小説は1冊500円で販売してますので、こちらも合わせてご購入いただけるとなおうれしいです(また宣伝)。
本日の在籍予定
大島圭一郎
(本日のバータイムはパブリングの方が営業しています。通常とはちょっと違いますのでご注意を)
パブリングは「生きづらさ」を抱えている人たちを応援するNPO法人です。
敬遠される方もいますが、普通に飲みに来て話しても楽しい人たちばかりですし、やさしい人が多いので、僕は大好きです。
ちなみに、昼間はぴょんこちゃんというかわいい女の子がカフェタイム営業しています。
オープニングパーティーが無事終了しました
激動の初日が終わった
嵐のような一日がようやく終わりました。
プリントが理想通りなかなか出力できない。
パネルが上手く切れない。
貼りつけたら作品が落ちた。
オープニング時間になっても準備が終わっていなかった。
パーティーが満席で作品がほとんど見られなかった。
などなど、来てくださった方々にも大変なご迷惑をおかけしました。
すみません。
でも、ま、たぶん成功
とはいえ、なんとか開催できましたし、それぞれの作品について語り合ったりもできましたので、結果としてはよかったのでは、と思っています。
お客さんの方にきちんとご対応できなかったことだけ、本当、申し訳なく思いますが。
以降はたぶん、すごい混むということもなく、ゆっくりと作品を観られるはずですので、もし機会があれば、今度はじっくりと観に来てほしいなぁと思います。
そして朝が来る
何人かのメンバーと結局、朝までいろいろなことを話して残っていました。
久しぶりに楽しい夜(朝?)でした。
これからも初日の楽しさを忘れずに、9日間を乗り切ろうと思います。
来られる作家の方がわかる場合は、ここに書いていきますので、よかったらブログだけでも覗いてみてもらえる幸いです。
5月4日参加者予定
長谷川諭子さん、大島圭一郎
本日「さよならオフィーリア」展、開幕です!
今夜、何かがはじまる…
お待たせしました!
ついに今夜「さよならオフィーリア展」が開催となります。
19時スタート。
同時にオープニングパーティーも開催します。
もちろん、普通にお客様として来ていただくのも大歓迎です。
「小説を見る」という不思議な体験をぜひ、あなたのその目でお確かめください。
本日は初日なので作家陣も全員揃っています(たぶん)。
池谷睦美さん、内田努さん、中村義昭さん、長谷川諭子さん、浜田泰介さん、平野新之介さん、そして私、大島圭一郎も在籍予定です。
この面子にピンと来た方も遊びにきてもらえるとうれしいです。
ではでは、会場「からーず。」で。
いよいよ開催まであと1日
ついに幕が上がる
「さよならオフィーリア」展、開催まであと1日となりました。
参加者の方も準備が忙しそうですし、僕自身もいろいろな用意に追われています。
最大の難関は出雲が初日に配る予定のエッセイにまったく手をつけようとしないところです。
あの野郎……。
とはいえ、明日はもう目前。
どんな展示になるのか不安と期待でいっぱいです。
みなさん、明日とは言わず、開催期間中によかったら遊びに来てくださいね。
では、また出雲をせっつきに行ってきます。
上がったり凹んだりと上手く付きあう方法
気分の上下は自分じゃ操れない
昨日は展示をやるにあたっていろいろな問題が出てきてパニックになる、という話をしたので、今日は気分の問題に触れてみたいと思います。
展示をやる、と決めてから、気分の上下がとんでもなく動くようになりました。
上昇気分の時はイケイケで、いろんなことをドンドン進められるのに、下降気分の時はどん底に向かって一直線で、どうにも動けなくなります。
困ったことにこの調節が自分ではできないのです。
なので、気分に左右されながらなんとか毎日やっている感じです。
イケイケモードは危険寸前
上昇気分というかポジティブな時って一見いいように見えるのですが、じつは危険信号だったりもします。
というのも、気分って上がって上がって上がって上がって、急にがくんと下がることがあるからです。
それまで「こうやったらよくね?」とか「やっちゃえ、やっちゃえ」とか思っていたのに、ふと「あ、でも大丈夫かな?」などと不安が過ぎったりしたりもう危険です。
僕の場合はその後、ほぼ間違いなく気分が急降下していきます。
なので、上昇モードにある時も、いつもどこかで暴走しないように、とは気をつけています。
下降モードの時には何をやってもダメ
下降気分、つまりネガティブなモードに入った時は、もうどうにもなりません。
何をやっても自信がないし、そもそもやろうという気すら起こりません。
「面倒くさい」が口癖のように出て、やらないし、やっても続かない。
こういう時にはどんな些細な作業も上手くいきません。
なので、こうなったら一旦手を止めて、まったく関係ないことをしてみるのがいいんじゃないかと思います。
というか、僕はそうして急降下を止めようとしています(もちろん、それでも止まらない時は多々あります)。
寝てみる、風呂に入ってみる、テレビを見てみる、音楽を聞いてみる、散歩してみる。
経験上、わりと効果的なように思えるのが、洗濯や皿洗いなどの家事です。
あまり考えずにできるわりに、結果として残るものがあるので、終わったあとで気分が少しだけ上向きになっていることが多いです。
逆に危険なのは「酒を飲む」です。
一時的にまぎれることはありますが、その後、また急降下がはじまります。
しかも、酒によって下に向かっていく速度が早まる場合がほとんどです。
これができれば一番なんだけど
ネガティブモードを脱出するのに一番効果的なのは、人と会うことです。
自分ではどうにもできない気分も、人に会うだけで簡単に変わる場合があります。
とはいえ、落ちている時は人に会いたくもなくなります。
なので、メールなりSNSなり、なんでもいいので無理にでも連絡を取ってみることを、個人的にはおススメします(急に連絡いった方、そういう事情です。すみません)。
これは上昇モードの時も同様です。人と会うっていうのは、自分とは違う意見が聞けるってことです。下降モードの時にはそれがきっかけで上向きになれる可能性がありますし、上昇モードの時にはアイデアがさらに膨らんでいくのを期待できます。
とはいえ、これが解決法だ! と出せるようなものがないのも事実。
気分は自然と変わることもあるので、少し様子を見て「待つ」のがいいのかもしれません。
と、展示とは全然関係ないことを書いてしまいました。
いまのところ気分は「やや下降気味」というところ。
やらないといけない作業がまだ結構、残ってて、気分転換にこれを書いていたりします。
展示初日は上昇気分でいきたいところですが、どうなんでしょう。
いまからちょっと不安です。
展示初心者のパニックな毎日
やったことないからわからん!
展示なんてやったことない人間が展示をやったらどうなるか?
考えなくてもわかります。もう悩みに悩みまくります。
こういう風にしよう、とか。
あそこをこうすればいいのか、とか。
いろいろ思いつくものの、それがいいのかどうなのかがわかりません。
そして、最悪なことに具体的なイメージが浮かびません。
そりゃそうです。経験がないことですから。
その後で襲ってくるのはパニックです。
パネルでパニック
今回の展示では作品はパネルに貼ってもらうことにしました。
で、パネルを買いに行ったのですが、どれが正解のパネルなのかがわかりません。
なんとか選んで「よし」と思って見てみると、
A3のパネルなのに大きさがA3よりでかいです。
もうパニックです。
なんで? なんで? なんで?
慌ててお店の人に「これ、正寸に切ってもらえないですかね?」と相談に行きます。
「すみません。うちはそういうサービスはやってないんですよ」
え? え? え?
で、展示の経験者に聞いてみたところ、
パネルが正寸よりも大きいのは普通なことのようで、貼ってから切るのが無難とのこと。
知らないとこんなことでもパニックになります。
フライヤーやら何やらでパニック
フライヤーはある程度の枚数があるようなら自宅でプリントするより、印刷所に頼んだほうが安く上がります。それは知っていました。
最初に登録すると割引サービスがあって、さらに安くなります。これも知っていました。
入稿からお届け日までの時間を長くとれば、さらにさらに安くなります。それも知っていました。
ただ、ゴールデンウィーク中はかなりのところがやってない…。
これは知らなくてまたパニックになりました。
まだ平気だろ、と思ってたのに調べてみたらどこも受け付け終了になっていたからです。
それでもなんとか印刷できるところを探し出したところ、
「明日の15時までに入金。15時までに入稿ならOK」とのこと。
この段階でまだ、データはほとんどできていません。
パニックになる以外、あり得ません。
そもそも僕はデザイナーではありません。
調べに調べないと入稿データすら作れません。
夜中になっても作業は終わらず、15時の締め切りが刻一刻と迫ってきます。
脳が勝手に慌てていきます。またパニックです。
でも、なんとかかんとかで間に合わせることができました。
ぼろぼろになりましたが、それでも完成までたどり着きました。
この時ほど余裕を持って行動していないとダメだな、と感じたことはありません。
でも、展示にはさらなる難問が待ち構えていました。
いまがまさにパニック状態
各作者と連絡も取り、お店にも挨拶に行き、用意も済ませた。
あとは待つばかり。といけばこんなに楽なことはありません。
できる人はそうするんだと思います。
ですが、僕のことですから、もちろん、そんなふうには行きません。
当日、作品と合わせて貼る予定の文章の部分がまったくできていない。
展示の最初と最後に飾るごあいさつの部分もまったくできていない。
芳名帳もまだ作っていない。ブログも書かないといけない。
ああ、あれもこれも、それもどれも。
もうパニックです。
というわけで、いまパニックになりながらこの文章を書いています。
「乱れ書き」と書いて乱文です。
平成最後のパニックが来ています。令和最初のパニックももうすぐです。
あああ。
あと2日間、頑張ります。
文章を「見せる」ということ
文章主体の展示はある
絵画や写真と違い、文章を見せるという展示はなかなか難しいものですが、決してないわけではありません。
僕が知ってるだけでもいくつかありますし、知らないものに至っては数限りなくあるのだと思います。
これらはだいたい次のうちのどれかに当てはまります。
- 作品がメディア展開しているものの展示
- 作家個人に焦点を当てた展示
- 超有名作品を主題にした展示
- 文章ではなく文章の形にスポットを当てた展示
そんなに詳しいわけではありませんが、それぞれ少し解説してみたいと思います。
作品がメディア展開しているものの展示
一番わかりやすいのは映像化されている文章の展示です。絵本もここに含まれます。
「ムーミン展」とか「化物語展(正式には「MADOGATARI展」)」とかのイメージです。
ただし、この展示の場合、文章そのものにスポットが当たることはあまりありません。あったとしても「原本」や「生原稿」の展示が少しだけあるのがほとんどです。
大抵はやはり写真や絵画、イラストなどが飾られます。
作家個人に焦点を当てた展示
世の中にある「文学館」で行なわれている展示の多くがこれです。
「太宰治展」とか「三島由紀夫展」などと銘打って、作家の生い立ちや生原稿、初版本、手紙、遺品などが飾れています。
昨年、神奈川近代文学館で行なわれていた「寺山修司展」では、芝居のチラシやポスターなども展示されていました。
このケースの場合、作家の知名度が物を言います。
超有名作品を主題にした展示
あまり見かけないタイプの展示ですが、あることはあります。
典型的なのは「聖書」を主題にした展示でしょう。さすがに「聖書展」とは名づけないと思いますが、宗教画ばかりを集めた展示はあります。
また、僕は不勉強で知りませんが「走れメロス展」とか「源氏物語展」とかは普通にありそうです。
文章ではなく文章の形にスポットを当てた展示
よく行なわれている「書道展」がそうです。あれは書かれている内容というより、書の形を「芸術」と捉えて展示しています。禅画などはまさにその一例でしょう。
タイポグラフィも同様と考えていいと思います。さまざまなフォントで綴られた文字を展示する会も存在します。
(タイポグラフィに関しては年鑑が毎年やっている展示があるのでリンクを貼っておきます)
その他の可能性はないのだろうか?
では、その他に文章を「見せる」展示はできないものなのでしょうか。
これに対して僕は「できる」と答えたいです。
実際、今でも時々やっているイチハラヒロコさんの展示なんかはそのひとつだと思います。
(6月1日より豊田市美術館で常設されるそうなのでリンク貼っておきます)
ただ、この人の場合は「コピーとタイポグラフィを合わせた展示」という印象が強いので、文章そのものの展示とまでは言えないかもしれません。
同じく実験的な試みですが、今年の3月まで横浜美術館で最果タヒさんが「最果タヒ 詩の展示」という展示を行っていました。
これはいままでになかったタイプの文章を見せる展示だと思います。
ってことで実験的かつ挑戦的に展示をしようってわけです
「さよならオフィーリア展」は新しい形の「文章を見せる」展示です。
かなり実験的ですし、新たな試みにもなると思っています。
コピー的に書くなら、
無名の作家が書いた一本の小説。
そこから6人のアーティストたちがイメージした世界。
ここにあるのは彼らの写真や絵、そして小説の断片だけだ。
そこにあなたはどんな小説を見るだろう?
とかなるんでしょうか。
ちょっとメタフィクションっぽくていいですよね。
でも、実際はその小説、会場で購入できます。
メタじゃなくてごめんなさい。
この新しい試みが成功するかどうかはわかりません。
面白いかどうかすらいまの段階では判断がつきません。
ただ、楽しい試みにしたいとは思っています。
気になったら、ぜひ、遊びに来てください。