「さよならオフィーリア展」ついに閉幕!
みなさん、ありがとう!
Photo by Mutsumi Ikeya
5月9日(金)から開催していた小説を体感してもらう不思議な展示「さよならオフィーリア展」が昨夜を持って無事に終了いたしました。
ご来場いただいた皆さん、本当にありがとうございます。
そしてこんな無謀な企画に参加してくださった中村義昭さん、長谷川諭子さん、内田努さん、浜田泰介さん、池谷睦美さん、平野新之介さん〈作品掲載順〉、ならびに会場を提供して下さったからーず。さんにも心より感謝を申し上げます。
まだまだ終わらないぜ
読んだことのない小説を写真や絵の作品と断片的な文章から想像する、という不思議な空間はもう体験することはできませんが、何らかの形でこれを疑似体験できるようなものを作れたら、とは考えています。
ぶっちゃけ今回の小説は引くほど大量に刷っているので、それをさばきたいというのも本音。
小説から発想を得たカメラマンの長谷川さんが、ある登場人物にスポットを当てて作ってくれた写真集が素晴らしく、それを、小説を読んでくれた人にもぜひ見てもらいたいというのも本音。
だって、写真集に関しては作者の出雲が「〇〇〈ネタばれになるので伏せます〉ってこんな感じの人だったんだぁ、と逆に感銘を受けた」と言ったほどの出来なのです。
とはいえ、グループ展なのでこちらの一存では勝手にはいろいろできず、いま調整を進めています。が、これまたぶっちゃけ、展示が終わったばかりで、そこまで頑張れる体力が残っていないという現実もあります。
決まり次第、すぐにご報告しますので、たまにでいいのでこのプログを覗きに来てください。
今回の展示でわかったこといろいろ
初めて展示をして気づいたことがいろいろありました。
一番ショックだったのは「絶対に行きますよ」とか言ってた人が全然来なかったりするこでした。これに対して当初、僕は「ふざんけなよ、来ないんだったら最初から来るとか言うな」とか思ってました。
でも、冷静に考えるとしょうがないことなんですよね。展示期間はそんなに長くありませんし、人によっては急に仕事が入ってきたり、出かけられない用事が入ったりってありますもんね。
いまはそりゃそうだよね。と思っています。
なので、「ヤバイ。行きますって言ったけど行けなかった」と思ってる方、いらしたら、遠慮や気兼ねをせずにまた声をかけてください。こちらももうまったく気にしていません〈嫌味とかではなく本気でです〉。
逆にこんなことで縁が切れてしまうのはもったいないと思うのです。
みなさんのご連絡、こころからお待ちしています。
展示って楽しいんだよ
ちょっと気まずいことを書いてしまったので、そうではないうれしかったこともちゃんと書いておこうと思います。
展示をやると意外な人が来てくれたりすることがあります。
今回の場合はグループ展だったので、僕は存じあげないそれぞれの関係者が来てくれたこともありました。
また、こちらから特に宣伝も連絡もしていなかった友達が来てくれたこともありました。
久しぶりに会う方が興味を持って来てくれたこともありました。
お店の常連さんが観に来てくれたこともたくさんありました。
当然なのですが、中には全然興味を示さなかった方もいらっしゃいます。
展示を観に行って5分も経たずに戻ってきた方も少なくありません。
じゃあ、みんながそうかと言うとそんなことはなく、中には30分以上かけて展示をじっくり観てくださる方もいらっしゃいました。
いろんな方がいらっしゃいます。
こちらとしては、ただ観に来てくれた、それだけでうれしいのです。
小説を買ってくれたりしたり、もう小躍りするほどうれしいのです。
何回も書いて申し訳ありませんが、みなさん、本当にありがとうございました。
展示をやろうか悩んでる方へ
展示をやったことがない方は初めてやることに抵抗があると思います。
実際、やってみると予想外の面倒ごともとんでもなく出てきます。
ただ、それでも「やったほうが楽しいよ」と今は言いたいです。
個展もそうですが、グループ展ならなおさらです。
始まる時と終わった時の感動って、まず普通に過ごしてたら味わえないものですから。
展示をやろうと思った方
ぜひ、からーず。に来てご相談ください。
日程の都合とか、展示のタイプとかによっては対応できないこともありますが、基本的に相談には乗ってくれると思います。
飲みに来て店員さんに「展示がしたいんです」と聞いてみるのが一番です。
あとひとつ、今回の展示で感じたアドバイスめいたことを〈偉そうですみません〉。
「人にイライラするぐらいなら、自分にイライラしろ」
誰かが何かをやってくれないとか悩むだけ無駄です。自分が率先して動いていけば、参加してくれる人は少なからず何かしら応えてくれます。
応えてくれないメンバーなら以降、一緒にやらなければいいだけです。
僕は今回ほど、参加してくれた人に助けられたと思ったことはありませんでした。
みんな必死で、みんな真剣に、向き合ってくれました。
ちょっと気取った言い方をしてしまえば、そういう場にこそ、感動って生まれるんだと思います。
展示、楽しいよ!
「さよならオフィーリア展」いよいよ最終日です
最後の夜が幕を開ける
5月3日(金)からスタートした「さよならオフィーリア展」もいよいよ最終日(芝居で言えば千秋楽ですね)を迎えることになりました。
「小説を体験する」という不思議な空間を味わえるのも今日が最後です。
Photo by Mutsumi Ikeya
最後だから全力でアピールしたい
以前のブログにも書きましたが、こんな展示はあまりないと勝手に自負しています。
そこにあるのは写真や絵や文章の欠片なのに、頭には何か物語が浮かぶ。
それは観た人にとってだけの物語です。
この感覚を一人でも多くの人に味わってほしい。願わくばその後で元の小説を読んで自分の描いた物語との違いを堪能してほしい(小説は店内でお求めいただけます)。
今夜が本当に最後の最後のチャンスです。ぜひその目でこの空間を味わってください。
本日のカフェタイムは営業していません
「今夜」と書いた通り、本日のからーず。のカフェタイムは休止となります。
お昼に来ていただいても空いていませんので、ご注意ください。
開店は19時から。深夜0時ちょうどに閉幕です。
本日の参加予定者
池谷睦美さん、内田努さん、長谷川諭子さん、浜田泰介さん、大島圭一郎
本日、陽向あさりさんがご来店されます
ファン垂涎の一日になるはず
今回の「さよならオフィーリア展」で長谷川諭子さんの写真のモデルをつとめていただいた女優の陽向あさりさんが、本日、からーず。にご来店されることになりました。
彼女がいらっしゃるのは19時~20時頃の予定。
ファンの方はもちろん、女優さんとお話してみたいという方も、ぜひこの機会に会場に足をお運びください。
なお、会場では彼女の写真集も販売いたします。
セット販売をお求めの場合は、なんと彼女が「面白い!」と絶賛してくれた、イメージの元となった小説とお得な特典も付いてきます。
さらに彼女とチェキが撮れるとの噂も……。
ファンの方、必見ですよ。
もちろん通常営業もしています
陽向さんが来るからといっても営業形態は変わりません。
普通に飲みに来てくださるのも歓迎ですし、展示自体も普通にご覧になれます。
そう言えばからーず。のロフト(展示会場)の写真を上げていなかったな、と思い、昨日、急遽、飲みにきていらした参加者の池谷睦美さん(カメラマン)に写真を撮ってもらいました。
Photo by Mutsumi Ikeya
どうでしょう。ゴールデン街とは思えないほどに、なかなかに落ち着いた感じでしょう。
これなら行ってもいいかなぁという方、ご来場、心よりお待ちしています。
展示も残すところあと2日。今日と明日を過ぎれば、もうこの体験はできません。
自画自賛で申し訳ありませんが、本当にいい展示になっていますので、ラストチャンスをどうぞお見逃しなく。
本日の参加予定者
陽向あさりさん、長谷川諭子さん、大島圭一郎
「さよならオフィーリア展」おススメの観覧の仕方
これを見ると展示が10倍(くらい)面白くなる
展示もいよいよ後半戦、ラストスパートの様相を見せてきました。
まだ見てないやという方、いまがチャンスです。
これを逃すと、おそらくもう観られません(たぶん)。
今回は昨日あったうれしい出来事とともに、こんなふうに展示を観たらもっと楽しいよ、というご提案をさせていただきます。
基本的にはどんなふうに観ても自由です
展示にルールなどはありません。お客さんは自由に中を回ってもらい、自由に観てもらってかまいません。「友だちが出展しているからそれだけ観たい」というのだって、ありです。
一方で主催者側から「こう観てもらえたらなぁ」という希望もあります。
これからそれをご案内します。
まずは入口の「ごあいさつ」を
面倒くさいからと飛ばしてしまう人もいると思いますが、ぜひこのごあいさつは読んでいただきたいと思います。ここに今回の展示の意図が全部入っています。
行く前に知っておきたい方のためにごあいさつだけここに紹介します。
続けて順に奥にお進みください
中に入るとさまざまな文章に囲まれて作品が現れます。じつはこの作品の並び順にも意味がありますので、ご覧になられる場合は、順に観ていかられることをおススメします。
なお、文章に関してはすべてを読む必要は全然ありません。気になったものだけを読んでいただければ結構です。
すべて観終わったら一度ゆっくり休憩してください
すべての作品をご覧になられたあとは、少し時間をとって、ちょっとでいいので思い浮かべてみてください。
「これはどんな内容の作品なんだろう?」と。
ヒントは会場中に散らばっています。写真も絵も文章も並びもすべてが「ある物語」を指し示しています。
できればその物語を想像してみてほしいのです。
昨日のうれしい出来事
私事で恐縮ですが、じつは以前、何人かで文芸同人誌『愛は豚に喰わせろ』というものを2冊出したことがあります。
昨日来てくださったお客さんはそれを読んで気になってた、という方でした。
ずいぶん前に出した本ですので、恐縮しながら一応、今回の展示の主旨などをお話しさせていただきました。
すると、そのお客さんは上にご紹介した方法で展示をご覧になってくださったのです。
それから頭の中で想像した物語を僕に語ってくださいました。
それは小説と似ている部分もあり、核心をついた部分もあり、もちろん違う部分もあり、むしろ小説より深いんじゃないかという部分もある、とても面白い物語でした。
そんなすごい物語がこの展示を通して、その人の頭の中で生まれた、ということが衝撃的でした。
「さよならオフィーリア展」はあなたの頭の中に物語を生む展示です。
この感覚をお客さんにはぜひ楽しんでいただきたいなぁと思います。
答え合わせをしたい場合や、本当のことを知りたい場合は店内で本も売っています。
世界観だけを愉しみたい方は作品をご購入することもできます。
どちらもなしでただ自分の中で生まれた物語を楽しむのもありです。
誰かと行けば、人の中で物語が生まれる瞬間にも立ち会えます。
それはそれは素敵な瞬間です。昨日、それを見たばかりの僕が言うのですから間違いありません。
あと3日間、みなさんのご来場を心よりお待ち申し上げています。
本日の参加予定者
中村義昭さん、大島圭一郎
(21時以降になるかもしれません)
「さよならオフィーリア展」参加者の活動をご紹介
みなさんのいろいろな活動
今回の展示に参加してくださった方の中には、すでに次の活動をはじめてらっしゃる方もいます。
お仕事の場合もあれば、お仕事以外の動きもあり、みんなすごいなぁと僕なんかはただただ感心するばかりです。
僕なんざ、この展示で手一杯。アップアップですからね。
というわけで、ここでみなさんの活動の一部をご紹介します。
浜田泰介さんの場合
写真で参加してくださった浜田さんは、次は個展を開催します。
浜田泰介写真展「アカルイミライ」5月21日(火)~6月1日(土)まで。
場所はなんと「からーず。」そうです。「さよならオフィーリア展」の次の展示が浜田さんの個展なのです。すごい。
ちなみに、このインパクトのある画像はフライヤーの表側。裏側はこんな感じです。
ぜひぜひ、ご覧になってください。
(行き方はここのブログで詳しく解説しているので、初めての人でも大丈夫ですよ)
陽向あさりさんの場合
長谷川諭子さんの写真のモデルをつとめてくださった陽向さんは女優さんです。彼女は近々舞台を控えているとのこと。
「この小説が好きな人ならきっと気に入ると思いますよ」と言ってましたので、ご興味が湧いた方はぜひ舞台に足をお運びください。
とは、書いてはみたものの、じつはまだフライヤーができていないらしく、僕も詳細がわかりません。
判明したらまたここで紹介したいと思っています。
展示もいよいよ折り返し地点。今日も含めてあと4日間です。
駆け込みも大歓迎。今宵も作品と共にお待ちしています。
本日の参加予定者
大島圭一郎(僕だけですがよかったら遊びに来てください)
「さよならオフィーリア展」各展示作品も販売しています
作品を家に飾ろう
「さよならオフィーリア展」では、各展示作品もご購入いただけるようになっています。
日本ではなかなか写真を家に飾るという習慣がありませんが、もし気に入った作品があれば、これを機会に飾ってみるのも楽しいと思います。
各展示作品の価格
価格はご覧の通りです。
平野新之介作品と小説以外は、後日のお渡しになりますのでご了承ください。
長谷川諭子写真集も販売中
陽向あさりさんをモデルに『さよならオフィーリア』の中の涼子をイメージして撮っていただいた写真の数々を特別に写真集にしてもらいました。
(カメラマンさんにとってはZINE(ジン)と言ったほうが伝わりやすいかと思います)
文字が小さくて読みづらいかもしれませんが、こちらは部数限定商品です。
なくなり次第、販売終了となりますのでご希望の方はお早めにお求めください。
なお、セット販売でお求めいただいた場合のみ、特典が付いてきます。より世界観を楽しめると思いますので、ぜひセットでご購入を(もちろん写真集のみの販売もよろこんで承ります)。
本日の参加予定者
長谷川諭子さん(店員さんとして入っています)、大島圭一郎
連休最後の夜をゴールデン街で過ごさないかい?
今夜も「さよならオフィーリア展」やってます
すみません。何も思いつかなくて適当なタイトルを付けてしまいました。
10連休! と騒がれていたゴールデンウィークもいよいよ今日が最後。
あれ、意外と短かったなと思っている方も多いのではないでしょうか。
さあ、明日から仕事です。
その前にちょっとゴールデン街で展示なんか見るのもいいかもしれないですよ。
と、また軽く宣伝しておきます。
(行き方がわからないという方、過去記事「ゴールデン街」タグで詳しく解説してますので、ぜひそちらをご覧ください)
からーず。は19時スタートです。
昨夜はすみませんでした
昨夜はバブリングの方たちによる「バブリングバー」だったのですが、そこで私、大島、ちょっと偉そうなことを語ってしまったりしてしまいました。
考えるだけで顔から火が出そうです。猛烈に反省しています。
「ど底辺で何もやってないお前が何言ってんだ!」
と思ってください。個人的なことですみませんが、本当、ごめんなさいね。
展示は毎日少しだけど変化しています
マイナーチェンジと言っていい程度の変化なのですが、展示は毎日、ほんの少しずつ姿を変えています。例えば昨日までなかったものが今日はあったり。追加の販売物が増えていたり、といった感じです。
間違い探し気分で遊びに来ていただけると、また別の楽しみ方ができるかも、と思います。
一度と言わず、二度、三度と。いや贅沢ですね。もう一度、にします。
もう一度、ぜひ遊びにいらっしゃってください。
本日の参加予定者
池谷睦美さん、大島圭一郎